2025.12.19
二十四節気 冬至 12/21〜1/4頃
冬至とは、一年で昼の時間が最も短くなる日、生命の象徴である太陽の力が最も弱くなる日。
この日を境に日照時間が延びていくことから、陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点 「一陽来復(いちようらいふく)」である。

七十二候 
 初候 12月21日(日)〜12月25日(木) 乃東生(なつかれくさしょうず)
 次候 12月26日(金)〜12月30日(火) 麋角解(おおしかのつのおつる)
 末候 12月31日(水)〜1月4日(日) 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

末候 12月31日(水)〜1月4日(日) 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
降り積もる雪の下で、麦が芽を出す頃となります。
麦は越年草と呼ばれ、秋に種を蒔き雪が降り積もる季節に芽吹き、年をまたいで越冬する植物です。
寒さに強く、雪の下で暖かい春をじっと待っています。
日本では春に芽吹いた麦の芽を踏み、成長を促進させる「麦踏み」作業を行います。
霜柱で浮き上がった苗をしっかりと土壌に押し付け、根張りをよくする効果と実を多くする効果があります。


麦はイネ科の植物で米とトウモロコシに並ぶ世界三大穀物の一つです。
麦とは小麦、大麦、ライ麦、燕麦の総称で、日本で生産されているのは消費量の約10%〜20%ほどになり、残りは輸入で賄っています。
主な輸入国はアメリカ、カナダ、オーストラリアの3か国がほとんどです。
近年、日本では国際情勢の悪化や安全な食糧への関心が高まり、国産小麦の需要が高まってきています。
日本は、小麦の作付面積および収量を増やす取り組みを進めています。
1973年度は20万トンまで落ち込んだ小麦の生産量は、2021年と2023年には110万トンまで増加しています。
小麦は北海道から沖縄まで、日本の各地で栽培・生産されています。
代表的な生産地は北海道で、国内における半分以上の生産量を占め、作付面積も全国で1位です。
日本で栽培される小麦はうどんなど日本の麺に適した中間質小麦(中力粉)がほとんどでしたが、近年ではパンや中華めんなどに適した硬質小麦(強力粉)の新しい品種が次々と開発されています。
小麦の品種別生産量2024ベスト3
1位 きたほなみ: 主に日本麺用の品種で、秋播き栽培の作型に適しており、早晩性はやや早生で穂発芽性はやや難です。 
2位 ゆめちから: パン・中華麺用の品種で、秋播き栽培の作型に適しており、早晩性はやや早生で穂発芽性は中となっています。 
3位 春よ恋: パン・中華麺用の品種で、春播き栽培の作型に適しており、早晩性は中生で穂発芽性はやや難となっています。 

我が家は家族揃ってうどんが好きなので、香川県に讃岐うどんを食べに行くことがあり、 以前行った製麵所で『さぬきの夢2000』を使ったうどんを食べたことがあります。
その時は数量限定で販売されていて、ラッキーなことに丁度なくなる前にいただけました。
コシが強く、もちもちとした食感が美味しい麵だった記憶があります。
『さぬきの夢』は香川県農業試験場が讃岐うどん専用に開発した小麦品種で、香川県オリジナル小麦品種 の総称です。さぬきの夢2000を改良した『さぬきの夢2009』や『さぬきの夢2023』も新品種として誕生しています。
地元の小麦で美味しいさぬきうどんを作りたい、食べたいという思いから開発された小麦。
業界の人たちの思いにこたえて開発された小麦には香川県人たちの夢が詰まっていますね。

国産にこだわり、美味しいものを安全にいただける、これからはそんな取り組みが日本で進むことを願ってます。

暦彩は今回で最終回になります。
今まで長らくお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


2025.12.5
二十四節気 大雪 12/7〜12/20頃
冬の厳しさが増し、雪が降り積もる時期。 特に北日本や山間部で本格的な積雪が始まる時期です。
日本全体が冬型の気圧配置になりやすく、日本海側では強い寒気が流れ込み、 雪が降ることが多くなります。

七十二候 
 初候 12月7日(日)〜12月11日(木) 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
 次候 12月12日(金)〜12月16日(火) 熊蟄穴(くまあなにこもる)
 末候 12月17日(水)〜12月20日(金) 鱖魚群(さけのうおむらがる)

末候 12月17日(水)〜12月20日(金) 鱖魚群(さけのうおむらがる)
鮭が産卵のために群れをなして川を上がる頃。
鮭は生まれた川へ戻るために海から戻り河川を遡上します。
鮭は冬に川の上流で生まれ稚魚は成長するために川を下り海に出ます。
オホーツク海やベーリング海を回遊し、一生の大半を過ごします。
そして、産卵期を迎えると大きな群れで生まれた川へ戻ってきて産卵します。
産卵を終えた鮭は一生を終えるのです。
産卵のために遡上してきた鮭を『秋鮭』と呼びます。
産卵を控えているため、栄養や脂が抜けて、あっさりとした味わいが特徴で、好みにもよりますがこの時期が一番おいしいと言われます。
秋鮭の卵は『いくら』として有名ですね。
サーモンとイクラの丼は親子丼と言われて人気があります。


みなさんは鮭は赤身魚と白身魚のどちらかご存じでしょうか。
鮭の身がオレンジ色なので、赤身魚だと思われている方も多いようですが、実は白身魚なのです。
この色は、鮭がエサにしているエビやカニなどに含まれているアスタキサンチンという色素が蓄積されて、 身がオレンジのような色になっています。
白身魚と赤身魚は、色ではなく筋肉色素たんぱく質のヘモグロビンと血液色素たんぱく質のミオグロビンの量によって区別されているので、鮭は白身魚に分類されています。

また、同じ鮭に呼び名がいくつもある事をご存じでしょうか。
その呼び名と特徴は、 産卵のために9〜11月に遡上してきた白鮭を『秋鮭』、あっさりとした味わいでイクラも楽しめる。
回遊をしている5〜7月ごろに獲った白鮭を『時鮭(ときしらず)』、脂がよくのっていて身がやわらかい、秋鮭よりも高級品。
産卵の年齢に達していない若い白鮭を『鮭児(けいじ)』、成長の途中なので体は小さいが、脂がのってとても美味しい。漁獲量はかなり少なく、価格は秋鮭の10倍以上。
産卵のために川に戻ってくる直前に漁獲された白鮭『目近(めぢか)』、成熟しきっておらず、秋鮭に比べると脂も残っている。
鮭は獲れる時期によって名前や価格が違っていて、色々な旬を楽しめる魚ですね。

鮭と呼ばれる魚は他にも種類があります。
先にお話しした鮭は白鮭という種類でしたが、他にも私たちがよく食している鮭には「紅鮭」や「銀鮭」があります。
紅鮭は日本での漁獲量は少なく、日本で流通しているのは主にロシアやカナダで獲れたものです。
ほどよい脂のりと、旨味が強くコクのある味わいで、スモークサーモンに加工されたりもします。
銀鮭は養殖も多く行われているため流通量が多く、ロシアやチリ産の輸入品がほとんどですが、日本でも養殖が行われています。
脂がよくのっていて、身がふっくらしています。

さて、お寿司のネタで大人気のサーモンは鮭と同じ魚でしょうか。
実はサーモンは鮭や鱒の一種で、生で食べる事が出来る魚を『サーモン』といい、鮭と呼ばれる魚は生では食べられません。
鮭には寄生虫がいるため生では食べられないのですが、養殖された鮭や鱒はリスク管理されており、生でも食べる事が出来るのです。
以前はサーモンは輸入品でしたが、近年日本も鮭や鱒の養殖を行うようになり、日本のサーモンが食べられるようになりました。
私は信州に遊びに行くことが多く、信州サーモンを食べる機会がありました。
信州サーモンは海のない長野県で育てられた魚です。
アルプスの清らかな水で育てられた信州サーモンは、臭みもなくとても美味しいサーモンでした。

子供の頃は毎年、年末になると北の地域から行商のおばあさんがやってきて、 美味しい海産物や新巻鮭を1本(1匹)購入していました。
今年の鮭の漁獲量はとても少なく、スーパーの鮭は簡単に手を出せない高額になっています。
イクラも毎年のように高くなり、数年前に比べると考えられないくらい値上がりをしています。
鮭は日本の朝ごはんの定番でしたが、今はもう高級魚?
気軽に海産物を食べる事が出来る時代はもうないのかもしれません。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2025.11.21
二十四節気 小雪 11/22〜12/6頃
雪がちらちらと降り始め、山などにも雪がみられる時期。
山間部や北海道など北のほうの地域からは、初雪がの知らせが届きます。
小雪のころの気候のいい日は「小春日和」と言われます。

七十二候 
 初候 11月22日(日)〜11月26日(水) 虹蔵不見(にじかくれてみえず)
 次候 11月27日(木)〜12月1日(月) 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
 末候 12月2日(火)〜12月6日(土) 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)

初候 11月22日(日)〜11月26日(水) 虹蔵不見(にじかくれてみえず)
陽の光も弱まり、虹を見かけなくなる頃。「蔵」には潜むという意味があります。
清明の頃、虹始見(にじはじめてあらわる)の時期があります。
虹は太陽の光が空気中の水蒸気で屈折して出来るため、春の季節はだんだんと空気が潤い 虹が見え始めます。
その反対で、冬になるにつれ空気が乾燥するため、虹は姿を潜めるというわけです。
珍しく現れた虹も夏の虹とは違って、柔らかくぼんやりとした色に見えます。


みなさんは虹は何色だと思われますか?
日本では7色だと答えられる方がほとんどだと思いますが、虹の色の数は国によって違います。
アメリカやイギリスでは6色、ドイツや中国では5色、その他4色や2色といった国もあります。
日本でも昔は虹の色は4色や5色と考えられていましたが、イギリスの物理学者であるアイザック・ニュートンが 虹の7色説を発表したため、後世に影響を与えています。
しかし、色の数や色に違いがあるのは、国や時代によって考え方が違ったり変化しているからです。
日本の虹は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順番とされています。
私も虹を見ると何色か数えたりしますが、橙や藍はわかりづらいので7色を確認することは難しいです。

昔の人は虹は天と地の懸け橋という考え方があり、現在でもペットが亡くなった時などに虹の橋を渡ってお空に行ったと表現されている方を拝見します。
昔の考えに基づいて虹は神様の場所へ続く道という事なのでしょう。
虹が潜むこの時期は少し物悲しさも感じる季節なのかもしれません。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2025.11.7
二十四節気 立冬 11/7〜11/21頃
「立冬(りっとう)」は、暦の上で冬の始まりを意味する日です。
立冬(11月7日頃)から立春(2月4日頃)までが冬とされます。
秋がさらに深まり、朝晩の冷え込みが強くなってきます。
本格的な冬に向けて炬燵や暖房器具の準備、衣類や寝具などの冬支度を整える時期です。

七十二候 
 初候 11月7日(金)〜11月11日(火) 山茶始開(つばきはじめてひらく)
 次候 11月12日(水)〜11月16日(日) 地始凍(ちはじめてこおる)
 末候 11月17日(月)〜11月21日(金) 金盞香(きんせんかさく)


次候 11月12日(水)〜11月16日(日)地始凍(ちはじめてこおる)
地表が凍り始める頃。
夜の冷え込みが厳しくなり、朝には「霜柱」が出来るようになります。
霜柱は冬季に氷点下になる時に地中の水分が地表に染み出て柱状に凍結したものです。
霜柱が出来る条件は、放射冷却が起こり地表が冷え込むと、地中は深いところほど温かくなる。
地面近くの気温が0℃、地中の温度が0℃以上、土壌の含水率が30%以上ある場合に発生しやすい。
上部で凍結が始まると、土壌の粒子同士の隙間を伝って凍っていない地中の水分が吸い上げられる 毛細管現象が起こり、押し出されるように氷が伸びて柱となります。

みなさんは霜柱を見たことがありますか?
私の幼い頃、実家では庭の隅の人が歩かない場所では霜柱がよく見られていました。
霜柱を見つけると、踏みつけてシャリシャリという感触を楽しんだ記憶があります。
現在では庭があるお宅でも、駐車場やコンクリートにしている事が多いため、霜柱を見る機会も少なくなっているのではないでしょうか。
我が家も、芝生を張ったり、タイルやコンクリートで舗装しているため、地面がむき出しになっている場所はなく、唯一、土が見えるのは花壇のみです。
その花壇で昨年の冬、霜柱を見つけて子供の頃を思い出し、感動しました。
花壇の中なので子供の頃ように踏んで遊ぶことは出来ませんが、久しぶりに見た霜柱に自然の魅力と小さな季節感を感じることが出来ました。
ほんの少しの季節や物事の変化を知り、楽しみながら過ごすのもいいものですね。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2025.10.23
二十四節気 霜降(そうこう) 10/23〜11/6頃
日ごとに秋が深まり、木々の葉は鮮やかに色づき、紅葉が楽しめる時期。
朝晩の冷え込みによって、朝露が冷たい霜へと変わる頃です。
だんだんと冬に近づいて初霜の便りが届き始め、冬支度を始めるのによい時期です。

霜降の時期になったにもかかわらず、今年はまだ日中は夏のような気温になったりと、秋を感じにくくなっています。
先日紅葉を楽しみにもみじの名所にお出かけしましたが、真っ赤に彩られた景色は見られず、残念でした。
年々季節を感じにくくなっているようで、寂しく思います。

七十二候 
 初候 10月23日(木)〜10月27日(月) 霜始降(しもはじめてふる)
 次候 10月28日(火)〜11月1日(土)霎時施(こさめときどきふる)
 末候 11月2日(日)〜11月6日(木) 楓蔦黄(もみじつたきばむ)

次候 10月28日(火)〜11月1日(土)霎時施(こさめときどきふる)
「霎」は「こさめ」と読み、小雨のことです。
「時雨(しぐれ)」ともいわれ、秋から冬にかけて一時的に降ったり止んだりする雨のことです。
時雨は色々な言葉と組み合わせて使用されており、天気に関する言葉は、初時雨、北時雨、叢時雨、夕時雨、 春時雨などなど他にも多くあります。
虫やセミが鳴く声や様子を虫時雨、蝉時雨といいます。
時雨煮はこの時期旬の生姜を加えて煮た佃煮の事で、貝のむき身などの魚介類や牛肉などが馴染みがあります。
特に三重県桑名市の名産であるハマグリを用いた佃煮の「時雨蛤」が有名です。


旬を迎える生姜について
年中食べられる生姜ですが、旬は9〜10月です。
和食には欠かせない香味野菜、日本以外でも世界中で多く食べられている野菜です。
生姜の産地で全国1位の生産量は高知県になり、熊本県や千葉県が続きます。
私の住む地域ではスーパーでお見かけする生姜は高知産のものが多いです。
生姜の種類にはひねショウガ、新ショウガ、葉ショウガ、矢ショウガがありますが、一般的にはひねショウガがよく使われています。
新ショウガはお寿司屋さんのガリとして甘酢漬けにされることが多く、葉ショウガは柔らかく生で食べることができ、矢ショウガは焼き魚に添えられている紅白のはじかみといわれる生姜です。
新ショウガと矢ショウガは出回る時期が限られています。

生姜には多くの栄養素が含まれています。
ジンゲロールは生の生姜に多く含まれており、爽やかな辛味をもつのが特徴です。
ショウガオールはジンゲロールの加熱や乾燥によりできる栄養素で、さらに辛味が増して、内部から温める効果が強くなります。
どちらも同じような効果がありますが、摂取できる量が生と加熱で多少の違いがあるため、調理の仕方を変えると効率よく摂取できます。
生姜はチューブがお手軽ですが、十分に栄養を摂るには生ショウガの使用をお勧めします。
少し手間はかかりますが、香りや風味、栄養価が多い旬の生姜を味わいましょう。

生姜の栄養や効能、食べ方をご紹介します。
*辛み成分ジンゲロール(生で摂取、酸化しやすいため食べる直前に擦る)
 血行促進、発汗作用、脂肪燃焼作用、抗酸化作用、抗炎症作用、殺菌作用、口臭対策、魚の臭みとり、新陳代謝促進、アンチエイジング
 おすすめ料理:カツオのたたき、冷ややっこ、なめろう、生姜ドリンク(自家製ジンジャーエール)など
*香り成分ショウガオール・ジンゲロン(加熱・乾燥することで生じる)
 胃液の分泌促進、食欲増進、冷え性改善、寒さ対策、新陳代謝を促進、ダイエット効果、抗菌作用、抗酸化作用、アンチエイジング
 おすすめ料理:豚肉生姜焼き、生姜入り肉団子、水餃子入り生姜スープ、牛肉しぐれ煮など
*香りの成分ガラノラクトン
 のどの痛みを和らげる作用
 おすすめ料理:生姜のはちみつ漬け、ホットショウガドリンク、しょうがネギスープ
*色素成分クルクミン
 肝機能を正常に保つはたらき、黄色の色素成分でサプリメントに使用されている。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。ぜひご覧ください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2025.10.8
二十四節気 寒露 10/8〜10/22頃
草木に冷たい露が降りる時期という意味。
この時期になると朝晩はぐっと冷え込むようになります。
そのため、秋が深まり紅葉も色が濃くなっていきます。
秋晴れが増えて過ごしやすい気候です。
涼しくなると虫の大合唱が聞こえてきます。
雁などの渡り鳥が北から渡ってくるのもこの時期です。

七十二候 
 初候 10月8日(水)〜10月12日(日) 鴻雁来(こうがんきたる)
 次候 10月13日(月)〜10月17日(金) 菊花開(きくのはなひらく)
 末候 10月18日(土)〜10月22日(水) 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

末候 10月18日(土)〜10月22日(水) 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
虫たちが鳴くころ。 キリギリスの鳴き声は夏の風物詩ですが、昔はコオロギのことをキリギリスと呼んでいたそうなので、 実際はコオロギの鳴き声なのです。
蟋蟀とありますが、ここでは秋に鳴く虫たちが近くで泣いている様子を表しています。

秋の虫たちの鳴き声と言えば、童謡『蟲のこゑ』が有名ですね。
みなさんはこの歌に出てくる虫たちの声を聞いたことがありますか。
私は田舎で育っているので、秋の虫たちの声をたくさん聞いて過ごしました。
特にスズムシはリーンリーンと、とてもいい声で鳴くので、子供の頃は毎年卵から孵化させて茄子や鰹節を餌に育てていました。
孵化したばかりの頃は小さくて可愛いのですが、成虫になると真っ黒で見た目が可愛くない。
鳴く時は2枚の羽を垂直に立てて、立てた羽をこすり合わせて音を出しています。
産卵時期になるとメスはオスを共食いし、たんぱく質を摂って産卵に備えるので、鰹節を餌に加えることで共食いも幾らか防ぐことができます。


歌の中でチンチロリンと鳴くとされるマツムシは、美しい鳴き声の持ち主と言われます。
ですが、実家の近くにはあまり多くなかったのか、それ程馴染み深いとは言えません。
キリキリと鳴くとされるコオロギが私は一番身近な秋の虫です。
コオロギは沢山の種類がいるそうですが、私がよく見かけるのは「エンマコオロギ」と「タンボコオロギ」です。
先日も畑を耕していると、土の中からコオロギが飛び出してきました。
鳴き声はキリキリというより、コロコロと聞こえるような・・・?種類によって鳴き声も違っているようです。
ガチャガチャと鳴くとされるクツワムシは、緑色や茶色の虫で、草食のため花壇の花の葉っぱを食べてしまいます。
畑の茄子やキュウリなども食べるため、あまり良い印象の虫ではありません。
チョンチョンスイーッチョンと鳴くウマオイは肉食で他の虫を捕食します。
花を育てている人にはお助けマンでしょうか。

虫たちが一斉に鳴きだすとどれがどの虫の鳴き声かわからないので、あまり気にした事はありませんでしたが、注意深く聞くと違いも分かるのかもしれませんね。
改めて虫の鳴き声をじっくり聞いてみるのも秋を感じられていいものかもしれません。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。ぜひご覧ください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2025.9.22
二十四節気 秋分 9/23〜10/7頃
秋の中間地点。秋分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになる天文学的に非常に特別な意味を持つ一日です。
2025年の「秋分の日」は9月23日(火曜日)です。
秋分の日は、日本の国民の祝日の一つとして定められており、ご先祖様への感謝や、生命の恵みに感謝して過ごしましょう。

七十二候 
 初候 9月23日(火)〜9月27日(土) 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
 次候 9月28日(日)〜10月2日(木) 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
 末候 10月3日(金)〜10月7日(火) 水始涸(みずはじめてかる)

次候 9月28日(日)〜10月2日(木) 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
虫たちが冬に備えて土に潜って冬眠の準備をするという意味です。
『蟄虫』とは土の中で冬眠する虫のことです。
虫とありますが、ここでは昆虫ではなく蛇や蛙、トカゲ等、地中にこもって越冬する小型の生物全般のことです。
現在は虫というと昆虫類や節足動物を指しますが、かつてはヘビやカエル、甲殻類や貝類なども含まれ、「蟲」と書くと植物以外のすべての生き物のこと指していました。
ですから、漢字で書くとそれらには虫へんが付いています。
「蟄虫坏戸」は「蟄虫啓戸」で春に這い出てきた虫たちが冬を迎えるため、また土に潜り準備をします。


また、この時期の恒例行事と言えば『お月見』です。
秋になると空気が澄みわたりお月見をするには好条件になります。
日本には「十五夜(中秋の名月)」「十三夜」「十日夜」という月見行事があります。
お月見には、美しい月を眺めながら、収穫への感謝を表すという意味があります。
平安時代に中国から伝わった伝統的な行事ですが、現在でも「十五夜(中秋の名月)」にススキ、お団子や芋をお供えし、神様に感謝して、お月見を楽しんでいます。
十三夜は日本で生まれた風習だとされ、栗や豆の収穫を祝います。
十日夜は主に東日本で行われる行事で、稲刈りを終え収穫祭を祝います。
お月見の日付は毎年変動し、2025年の十五夜(中秋の名月)は10月6日月曜日(旧暦8月15日)、 十三夜は11月2日日曜日(旧暦9月13日)、十日夜(とおかんや)は11月29日土曜日(旧暦10月10日)です。

現在の異常気象のあおりを受け、食物などの価格が高騰している折、今年は美しい月を眺めながら、神様に自然の恵みをいただけることの有難さを感謝してみませんか。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。 ぜひご覧ください。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2025.9.5
二十四節気 白露 9/7〜9/22頃
朝晩の気温がぐっと下がり始めます。
日中はまだ少し暑さが残っている日もありますが、早朝に草や葉っぱの上にうっすらと露がおります。
朝露が太陽の光に照らされ白く見えることから、「白露」と言われています。
湿度が低くなり、空が澄んで高く見え、イワシ雲が現れます。
草むらにはコオロギや鈴虫などの鳴き声が聞こえ、秋の草花のススキやコスモスが咲き秋の訪れを感じます。
昔と違って、近年ではまだまだ暑さが厳しい時期です、特に今年は真夏のような気温が続いています。
それでもふとした時に秋の気配を感じられたことはありませんか?

七十二候 
 初候 9月7日(日)〜9月11日(木) 草露白(くさのつゆしろし)
 次候 9月12日(金)〜9月17日(水) 鶺鴒鳴(せきれいなく)
 末候 9月18日(木)〜9月22日(月) 玄鳥去(つばめさる)

次候 9月18日(木)〜9月22日(月) 玄鳥去(つばめさる)

ツバメが南へ帰っていくという意味です。
ツバメは夏鳥で春に日本にやってきて夏の間に子育てをし、秋になると南の国に去っていきます。
4月の初候、玄鳥至(つばめきたる)の時期にやってきたツバメは巣作りや子育てを行います。
ツバメは年に2回子育てをすることが多く、1度目に巣立ったヒナが2度目の子育てを手伝うこともあります。
ツバメは本来「燕」と書きますが、ツバメの色が黒いことから玄鳥(つばめ)と書くようになりました。
『玄鳥』という呼び名の「玄」は「黒」という意味。

ツバメは日本では縁起の良い鳥として親しまれています。
ツバメは外敵から身を守れる場所に巣作りすることから、その家は安全である。
軒下に巣を作ると、家を守る、その家は繫栄すると言われています。
地方によっては、人の出入りの多い家として商売繁盛の印になっています。

しかし、最近はツバメが巣作りする場所も簡単ではなくなり、家の軒先ではなく、町中のお店の看板や防犯カメラ、街頭スピーカー、換気口など、雨が避けられる場所に作ることが多くなっているようです。
私の通勤路ではコンビニの看板の上に巣を作っていました。
ツバメたちも現代を生き抜くには、色々な苦労を伴っているようです。

ショップではGROUPー暦彩で季節のオススメ商品をご案内しています。 ぜひご覧ください。

カテゴリー