
二十四節気 立夏 5/5〜5/20頃
夏の兆しが見え始める頃、夏の始まり。
緑が生い茂ってくる頃で、種まきや田植えが始まる時期です。
気温は高くても湿気が低いので、爽やかで過ごしやすい時期です。
しかし、紫外線も多くなる時期なので、紫外線対策は十分に行いましょう。
七十二候
初候 5月5日(月)〜5月9日(金) 蛙始鳴(かわずはじめてなく)
次候 5月10日(土)〜5月14日(水) 蚯蚓出(みみずいづる)
末候 5月15日(木)〜5月20日(火) 竹笋生(たけのこしょうず)
末候 5月15日(木)〜5月20日(火) 竹笋生(たけのこしょうず)

筍には種類があって、春の筍は「孟宗竹」で、この時期の筍は「真竹」となります。
真竹は別名「苦竹」ともいわれ、収穫後時間を経過したタケノコは、エグみが出るのであく抜きが必要ですが、掘りたてはエグみがほとんどなくとても美味しいです。
その他に「淡竹」もあります。それぞれの特徴を記してみました。
【孟宗竹(モウソウチク)】
日本のタケ類の中で最大で、直径18cm、高さ25mにもなる。
中国が原産で日本では北海道南部以南に分布。
節の輪が1本で太く、全体的に白い粉が付く。
開花周期は60年〜70年、花が咲いた後は、地下茎ごとすべて枯死してしまう。
筍の時期は4月頃、皮に産毛があり、アクが強いため、アク抜きして食す。
肉厚で柔らかく、甘みと風味があります。 一般的に販売されている筍で馴染みがあります。
材質は、弾力性に欠けるため、建築や農漁業用資材、竹炭の原料として利用される。
【真竹(マダケ)=苦竹(ニガタケ)】
直径15cm、高さは10m〜20m程。中国が原産あるいは日本で自生していた、と二通りの考えがある。
中国や日本の本州から沖縄に分布。節の輪が2本、青々として手触りが滑らか。
開花周期は120年、開花した後は一斉に枯れてしまう。
筍の時期は5月〜6月上旬頃、皮に毛がなくて、黒い斑点がある。
細身で肉質はやや硬め、コリコリした食感と風味があり歯ごたえが良い。
筍の中では苦味やアクが多い方ですが、アクは孟宗竹よりも少なく、味は美味しい。
新鮮なら生のままお刺身として食べられるほど柔らかく甘みもあります。 市場にはあまり出回らない。主に関西から九州で多く食されている。
材質は、弾力性があるなど優れており、建築や竹細工、楽器、工芸品などに利用される。
【淡竹(ハチク)】
直径3〜10cm、高さ15m程。中国が原産で日本では北海道南部以南に分布。
節の輪が2本で、幹が淡い緑色で白い粉が付く。
筍の時期は5月中旬〜6月中旬頃、皮が赤紫色で、肉質が薄く、あまりアクやえぐみがなく、淡白(たんぱく)な味。
新鮮であれば生食できる。市場にはあまり出回らない。主な生産地は長野県。
材質は細く割りやすいため、茶筅などの茶道用具に利用される。

筍と言えば筍掘りというように、頭を出した筍を掘るイメージですが、真竹は伸びた筍を切り取る方法で採ります。(私は蹴って折ります。簡単でストレス解消になって楽しいです。)
採りたてはアクが少ないので、米ぬかなどを使わずに皮をむいて茹でるだけ。
あとはお好みの料理に使用できます。
私のお気に入りは、たけのこご飯と天ぷらです。
筍はどの種類も収穫した後すぐに下茹でするのがおススメです。
長時間常温保存するとアクやえぐみが出てくるため、新鮮なうちに下茹でして美味しくいただきましょう。
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