
梅子黄(うめのみきばむ)6/16〜6/20頃
七十二候は梅子黄です。
梅雨の最中、梅が熟する頃ですね。
梅は未熟な果実は中毒を引き起こす物質が含まれているので生食はしませんが、 色々な加工食品として古くから親しまれている花木です。
青梅は梅酒や梅シロップ、完熟梅は梅干しに。 また梅酢や梅ジャムなどにも。
梅干しというと、”酸っぱい”という言葉が浮かぶと思いますが、梅の酸味成分はクエン酸で、食欲増進、疲労回復、血流改善、殺菌など、 様々な効果があります。
梅雨は鬱陶しくても梅の実がなって、美味しい梅酒を漬けるのを楽しみにしている方も多いかもしれませんね。
雨が降ってお庭の作業が出来ないこの時期、 お部屋の模様替えをしてみてはいかがでしょう。
好きなものに囲まれて、梅の飲み物で体の中からリフレッシュしながら、お庭の計画を立ててみるのも良いかもしれません。
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2023.5.31麦秋至(むぎのときいたる)6/1〜6/5頃
七十二候は麦秋至です。
麦秋とは麦が黄金色に輝いて見える収穫時期を示す言葉。
旅をすると新幹線の車窓からは、青々とした水田のなかに、黄金色の麦畑を確認することができます。
大地に描かれるパッチワークが美しいです。
食用に栽培されているのは主に、小麦、二条大麦、六条大麦、はだか麦。
小麦は主に製粉され、パンや饂飩、ケーキ、てんぷら粉など、調理に使用されます。
大麦はビールや焼酎、味噌などの加工食品、また麦ごはんとして押し麦やもち麦などになります。
夏になると、麦茶を冷蔵庫に冷やしてある家庭も多いのではないでしょうか。
仕事終わりのビールを楽しみにする方もいらっしゃいますよね。
ところで、ビールを注ぐグラスですが、何をお使いでしょうか。
一般的にはガラスですが、最近は陶器やステンレス、純銅製のタンブラーなども人気です。
純銅製のタンブラーは熱伝導に優れ、冷たい飲み物を冷たいまま飲めます。
口当たりが良いので、ビールだけでなくアイスコーヒーやアイスティーにもお勧め。
オシャレなグラスでゆったりとしたひと時を堪能しませんか?
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2023.5.175月も半ばになり、真夏を思わせる日も増えてきました。
5/16から5/20は七十二候の竹笋生(たけのこしょうず)です。
たけのこは初夏の味覚。
子供の頃、この時期は毎朝、家の裏山へ入ってタケノコの芽を数えたものでした。
ツルハシを使って父親と一緒にタケノコ掘りをするのが楽しみでしたね。
竹は里山では身近な植物ですが、そのほとんどは帰化植物と言われています。
おもに中国原産ということですが、帰化植物とはいつ頃から入ってきた植物を指すのでしょうね。
竹は食用だけでなく、昔から建材や内装材、容器や楽器などに使われ、工芸品や日用品として多用途に用いられています。
今はバイオ燃料としての研究もされていて、ますます利用価値が注目されます。
近年、竹林の面積が増えており問題となっていますが、様々な商品の材料となる竹ですので、もっと有効活用していきたいものですね。
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2023.5.8二十四節気 立夏 5/6〜5/20頃
七十二候
蛙始鳴(かわずはじめてなく)5/6〜/10頃
蚯蚓出(みみずいづる)5/11〜/15頃
竹笋生(たけのこしょうず)5/16〜5/20頃
二十四節気は立夏。暦の上では夏になります。
蛙始鳴(かわずはじめてなく)と言われると、真っ先に苗を植えた田んぼの風景が思い起こされます。
カエルの合唱は彼らの恋の季節なんですよね。
普段は平地や低山地の林、草原などにいて、水辺にずっといる種は少ないのが驚きです。
そういえば前に、鉢植えのバラの花の真ん中で気持ち良さそうに寝てた(?)アマガエルを思い出しました。
日本に生息する蛙の種類は48種類。
カエルのイメージの緑色をした種は意外と少なく、ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、モリアオガエル、トノサマガエル、ダルマガエルなど。
アオガエル科のカエルの大半は沖縄に生息していますので、普段目にするのはこんなところでしょうか。
両生類は苦手な方もいるかとは思いますが、小さくて緑色のアマガエルは可愛いと思いませんか。
私もアマガエルなら素手で触れます。
陶器だったりガラスだったり、オブジェのモデルとして人気ですよね。
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2023.4.20二十四節気 穀雨 4/20〜5/5頃
七十二候
葭始生(あしはじめてしょうず)4/20〜/24頃
霜止出苗(しもやみてなえいずる)4/25〜/29頃
牡丹華(ぼたんはなさく)4/30〜5/4頃
二十四節気は穀雨、植物を育む春の雨。
春の雨と言いますと優しい雨という感じがあります。
昔から種まきの適期とされてきました。
広い畑に種まきの後、雨が降ってくれれば手間がかかりません。
週末ガーデナーにはなかなかタイミングが合いませんが。
そしてベランダーには降ってない方が作業には向いてますね。
葭(あし)はイネ科ヨシ属の多年草で、河川や湖沼の水際に群生します。
アシともヨシとも呼ばれます。アシが悪しに通ずるのでヨシという呼び名がついたと言われますが、属名はヨシなんですね。
日本書記には日本を”豊葦原千五秋瑞穂国”(とよあしはらのちいほあきのみずほのくに)とあります。
また葦原の中つ国ともいわれます。
日本には水辺が多く、群落をつくる葭は生活に色々と利用されてきました。
簾や葦簀、衝立や屋根材などに使われ、水の浄化や生き物たちの住処としても大いに役立つ植物です。
他にもい草などの湿地に生える植物も生活に使われます。
現在は開発や生活習慣の変化で使われる機会が減っていると思われますが、古くからの文化として残していきたいものですね。
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2023.4.6二十四節気 清明 4/5〜4/19頃
七十二候
玄鳥至(つばめきたる)4/5〜/9頃
鴻雁北(こうがんかえる)4/10〜/14頃
虹始見(にじはじめてあらわる)4/15〜/19頃
二十四節気は清明、万物が清く明るく生き生きと見えるということです。
日本では学校や仕事など、4月は新生活、始まりの月というイメージがあります。
清明とはあまり聞き覚えがない節気ですが、この季節をよく表しているのではないでしょうか。
七十二候は玄鳥至。スズメに続いてツバメの登場です。
ツバメは日本に渡りをする鳥の中で最も身近な鳥。
家の軒下や玄関先、はたまた家の中に巣を作ることもあります。
ヒナが大きな口を開けて我先にと餌をもらうため鳴く声は春を感じさせてくれますね。
親鳥はヒナの元へ餌の昆虫をせっせと運び、孵ったヒナは3週間程で親鳥と同じくらいに成長します。
ヒナが巣立ってからも、飛び方や餌の取り方など、生きていくのに必要なことを教え、約1ヶ月半の子育て期間を終えます。
お母さん、お父さん、ご苦労様でしたと思いきや、余裕のあるつがいは2回目の子育てをするそうです。
1日に300回以上も餌を運ぶこともあるのを考えると、親鳥を労ってあげたい気持ちになります。
幸いにして、私たちには両親に感謝を伝える良い機会があります。
母の日に、贈り物はいかがですか。
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2023.3.20二十四節気 春分 3/21〜4/4頃
七十二候 雀始巣(すずめはじめてすくう)3/21〜/25頃
桜始開(さくらはじめてひらく)3/26〜/30頃
雷乃発声(らいすなわちこえをはっす)3/31〜4/4頃
令和5年の春分は3月21日です。暦の上では春の中間点になります。
七十二候は春らしい言葉が並びます。
雀始巣は雀が巣をつくり始める頃ということですが、最近は雀の数が減少しているそうです。
巣作りに適した瓦屋根の下や雨戸の戸袋などの減少、巣材になるものや餌などが減っているのが原因。
一方こんなところにと思うような場所に巣があって、懸命に、しぶとく生きているなぁとも感じます。
雀は身近な鳥だからでしょうか、スズメの名を冠した花が多く存在します。
<雀がつく花の名前>スズメノエンドウ
スズメノヤリ
スズメノカタビラ
スズメノテッポウ
スズメノチャヒキ
スズメノヒエ
スズメウリ
エニシダ(金雀枝)
ワタスゲ(スズメノケヤリ:雀の毛槍)
コメガヤ(スズメノコメ:雀の米)
スズメがつくのは、雑草と呼ばれる植物が多く、大体において小さい植物です。
同じ仲間の植物でサイズが大きいものはカラスとつきますがどちらの名前が先でしょうか。
(カラスノエンドウはさやが真っ黒になることからの名づけです)
桜始開
早咲きの桜はすでに咲いていますが、ソメイヨシノの開花(東京)がほぼ同じになります。
最近の開花宣言は早い傾向にあるので(今年はなんと3月14日!)、七十二候が少し遅いように感じてしまいますね。
私としては入学式に桜が咲いている景色がいいなと思うのですが、現実は葉桜です。
100年ほど前は、東京で入学式の頃に開花していたそうですから地球温暖化を実感します。
春分をはさんで前後3日、7日間は春のお彼岸です。
春のお彼岸といえば牡丹餅。
こちらは随分季節を先取りしてますね。
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2023.3.6二十四節気 啓蟄 3/6〜3/20頃 虫が目覚め動き出す
七十二候 初候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)3/6〜/10頃 冬ごもりの虫が土から出てくる
桃始笑(ももはじめてさく)3/11〜/15頃
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)3/16〜20頃
二十四節気は啓蟄、七十二候も虫に関する言葉が並びます。
啓蟄というとニュースなどで必ず取り上げられ、「○○で菰を外して……」と、公園や名所での菰外しの作業の映像が流れます。
紹介されるのは毎年同じところですね。
越冬のために菰に隠れた虫たちを、活動する前に駆除しようという知恵ですが、
実際のところどれくらい効果があるのでしょうか。
最近の研究ではあまり効果はないとの事らしいです。
害虫駆除はやっぱり薬剤に頼るしか方法がないのですね。
先日実家にて、雪で枝が折れてしまったバラの鉢植えを植え替えたところ、
土の中から山ほどの白い幼虫が出てきました。
母がすべて処分してしまったのでよく見ていなかったのですが、
おそらくコガネムシだったのだろうと思います。
コガネムシの幼虫は植物の根を食べてしまうので、害虫になります。(カナブンは腐葉土などの土を食べるので益虫)
しかし考えようによっては、土に残った根を処理してくれるので、
花が終わったプランターなどに入れておけば古い土の再生に役立ちます。
自然界ではすべてが上手く回っているということでしょうね。
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2023.2.20二十四節気 雨水 2/19〜3/5頃 雪や氷が解け、雪に変わって雨が降る
七十二候 初候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)2/19〜2/23頃 雨が降って土が湿り気を含む
空から降ってくるものが雪から雨に変わって、山に積もった雪も融けだす頃、田畑も潤って農作業を始める目安とされます。
田畑もそうですが、庭の花壇でも準備が必要です。
作物も花も、生育に必要な土壌環境は様々ですから、植える植物に合った土づくりが重要です。
腐葉土や堆肥を入れたり石灰で酸性度を調整したり。
肥料を施してすぐには植え付けできませんので、土づくりには意外と日数がかかります。
春まき一年草は、春に種を蒔いて、秋まで楽しめる花がたくさんあります。
寒さの心配がなくなった頃からが種まきの適期になりますので、この時期から準備をしましょう。
庭や花壇にどんな花を植えるか、どんなデザインにするかなど、イメージをどんどん膨らませて、春の本番までの楽しみ方は色々です。
勿論、苗を買ってきて植えるのもOKですが、種蒔きをすれば花を咲かせたい時期に合わせて苗を作ることができます。
余裕がある方はトライしてみてはいかがでしょうか。
種まきに不慣れな方は大きめの種の植物から始めてみましょう。
ジニアやセンニチコウ、マリーゴールドなどがおすすめです。
苗が余れば、お友達にあげたりできます。
また、プランターで気軽に家庭菜園を始めてみるのはどうでしょう。
リーフレタスやホウレンソウ、ラディッシュ、ベビーキャロットなどが作りやすいです。
種から育ててみると、買って食べるだけではわからない、新しい発見があるかもしれません。
この時期は三寒四温、お天気も変わりやすくなります。
新しい傘立てなどはいかがでしょうか。
春に向けて玄関をリフレッシュするのもよいかも。
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2023.2.3節分
今年の節分は2月3日です。
節分とは、雑節の一つで季節を分けることを意味しており、各季節の始まりの日(立春、立夏、立秋、立冬)の前日になります。
一般的には立春の前日を指し、豆まきなどの行事が行われます。
太陰太陽暦では立春に最も近い新月の日を元日とし新年の始まりとしたので、立春の前日に節分の行事が行われました。
元々は大晦日に、新年を迎えるために、邪気を祓い清め、一年間の無病息災を祈る宮中行事の追儺(ついな)がありました。
追儺は江戸時代には行われなくなりましたが、いつの頃からか豆をまいて鬼を払う「節分」として庶民の間に広まり、定着したそうです。
ところで、豆まきの掛け声は地域によって様々な違いがあります。
「福は内」だけだったり、「鬼も内」のところもあったり、様々な理由から地域の特色が見えてきます。
豆まき以外にも、関西では魔除け、厄除けで柊鰯(ひいらぎいわし:焼いた鰯の頭に柊の小枝をさしたもの)を玄関などに飾る風習があります。
鬼は焼いた鰯の煙や尖った柊の葉を嫌がるとされているのです。
また、焼いた鰯を食べることも良いとされます。これは年越し鰯として大晦日に食べる地域もありますし、節分にそばを食べる
(出雲地方、長野県)地域もありますので、年越しの行事と節分の由来は同じということでしょうか。
鬼は病気や厄災の象徴であり、追い払い、退治することで一年の無事を祈願します。
日本は四季がありますが、自然は美しいだけでなく災害をもたらす事もあるのです。
そのために日本各地には様々な季節の行事があるのではないでしょうか。
そして祈りと同時に備えが大事かと思います。
何はともあれ、豆まきや恵方巻など、節分を楽しんでみてください。
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2023.1.20二十四節気 大寒 1/20〜2/3頃 冷気が極まって、最も寒さがつのる
七十二候 初候 欵冬華(ふきのはなさく)1/20〜22頃 蕗の薹が出始める頃
フキは日本原産のキク科フキ属の多年草。地面からこっそりのぞいたフキノトウは早春の味です。
独特の芳香とほろ苦い味が特徴で、天ぷらや蕗みそなどにして食べます。特に天ぷらはこの時期、居酒屋でもメニューに登場しますね。
つぼみの間は見分けがつきませんが、フキの花は雌雄異株です。雄花は花粉を付けるので黄色味がかった白、雌花は白っぽく、受粉後はタンポポのような綿毛を付けます。雄花と雌花で味は違うのでしょうか?
春は山菜のシーズンです。フキノトウだけでなく、花後に出てくるフキ、タラの芽、こごみ、ワラビにゼンマイなど多数あります。
最近はスーパーでも買えますが、山菜採りに行くのは楽しいものです。キノコと同じく毒を含む植物もあるので注意は必要ですが。
子供の頃は、河原の土手で土筆や蕨を摘んだりしました。
さて、七十二候では欵冬華などと言っても、二十四節気では大寒、最も寒さが厳しい時期になります。
寒いのは苦手な人も、我慢してもらわなくてはなりません。植物の中には、寒くならないと困るものも多いのです。
春咲きの球根植物の中には冬の寒さがないと花付きが悪くなるものがあります。芽が出ても葉っぱだけだったらがっかりですね。
春花壇を美しく彩るには寒さが必要なんです。
冬のガーデニングは、バラの剪定やツルバラの誘引の時期です。バラの木は寒くなると水分が少なくなり、枝が柔らかく曲がるようになります。
枯れた枝や細い枝、不要な枝を整理して、つるバラをトレリスやオベリスクに誘引しましょう。
きっと春には庭やベランダが華やかになりますよ。
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2023.1.6二十四節気 小寒 1/6〜1/19頃 本格的に寒くなり出す
七十二候 初候 芹乃栄(せりすなわちさかう)1/6〜1/9頃
二十四節気は小寒です。これからが寒さの本番ですね。
七十二候の芹乃栄(せりすなわちさかう)はセリがよく育つということです。
セリはセリ科の多年草で、日本全国の山野に自生しています。水分の多い土壌を好むので、沢や河川の水際、水田や畦などにたくさん生えています。
昔から栽培されていて、旬は2月から4月ですが現在は通年で出回っています。
セリは肉の臭みを消す効果があり、鴨鍋や牡丹鍋などで用いられます。秋田のきりたんぽ鍋にとっては欠かせない存在ですし、仙台にはセリ鍋があって、どちらも根の部分を加えて食べます。
またセリは春の七草として親しまれている植物です。 7種の野菜を刻んで入れたかゆを七草がゆといい、邪気を払い万病を除くとして食べる風習があります。
これは日本古来の「若菜摘み」の風習と、中国の「人日」に7種の野菜を入れた羹(あつもの、とろみのある汁物)を食べて無病を祈る習慣が合わさったものと考えられます。
「ナズナ」の整腸作用や「スズシロ」の消化促進など、年末年始の食べ過ぎた身体に良いものをいかがでしょうか。
「若菜摘み」が出来る野草でもありますから、寄せ植えを作ってみるのも一興かも。