2025.4.7
バラ色………
皆様はどんな色を思い浮かべますか?

4月誕生石ダイヤモンドdiamond)です。
ダイヤモンドはモース硬度10、鉱物の中で一番硬い宝石です。
征服されざるもの”を意味するギリシャ語の「adamas(アダマス)」に由来します。
黄色みを帯びたものや褐色のものより無色透明なものが価値がありますが、ピンクやブルー、レッド、グリーンダイヤなどは希少価値があり高価です。
ジュエリーには主に無色透明なものが使われ、ダイヤモンドの価値4Cは、カラー(Color:色)、クラリティ(Claritr:透明度)、カット(Cut:形成・研磨)、カラット(Carat:重さ)で表されます。
最近、4月の誕生石モルガナイトMorganiteが加わりました。
カラーサーモンピンクアプリコットピンクラベンダーピンクなど可憐な薄いピンクです。
この石もアクアマリンやエメラルドと同じベリル属で、主な産地はブラジル、マダガスカル、アメリカなど。
モルガナイト宝石言葉は、愛情優美優しさなど、その淡いピンク色から連想された言葉が多く、愛のパワーを持つ石とされます。

ナエマNahema)はフランス、デルバール社のバラで、淡いピンクが美しいディープカップ咲きの花。
ゲランの香水に由来する名の通り香りもよく、ローズフルーツ香が甘く爽やかです。
クライミングローズに分類され、半つる性なのでオベリスクやトレリス、フェンス等で楽しめますが、コンパクトに育てることもできます。
花付きよく耐暑、耐寒性に強い初心者にもおすすめのバラです。


4月の主な作業
新苗の植え付け適期新苗とは切り接ぎ芽接ぎで生産され春まで育成した一年目の新しい苗。畑で秋まで育てる大苗より安価。
選び方/下のほうから葉が付いているもの、葉に病気のないもの、同じ品種の中でできるだけ太くがっちり育っているもの
育て方/苗はすぐに植え替えをする、なるべく花を付けずに夏の終わりごろまでピンチを繰り返す、病害虫に気を付ける
・アブラムシとうどんこ病に注意。発生した場合は薬剤散布を。
・芽が伸びる時期なので水切れに注意。土の表面が乾いたらたっぷりと、午前8〜10時頃に。
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2025.3.5
バラ色………
皆様はどんな色を思い浮かべますか?

3月誕生石アクアマリンAquamarine)です。
アクアマリンエメラルドと同じ鉱物ベリル緑柱石)の海水青色の宝石で、名前はラテン語で「Aqua」水、「Marinus」海に由来します。
アメシストと同じくパワーストーンとしても馴染み深い石です。
古来、ヨーロッパの船乗りたちから航海や豊漁お守りとされてきました。
他にも珊瑚アイオライトブラッドストーンなどが3月の誕生石です。
サンゴは生物です。宝石珊瑚はサンゴ礁のサンゴとは違う深海に生息する硬質の珊瑚で、白、ピンク、赤などの色があります。
最良のものは血赤サンゴと呼ばれ、濃い赤色です。生産地は高知県沖、小笠原諸島、沖縄沖、地中海など。
アクアマリンは青い宝石(3月は青い宝石が多い)ですので、サンゴCoralからバラを紹介します。

珊瑚、というイメージが強いのですが、しっくりくる花が思いつかなかったのでコーラルピンクバラを。
ピンクの薔薇は淡い色から濃い色まで数多あります。コーラルピンクもよく使われる表現です。
ピンクに少しオレンジ味が入った感じでしょうか、明るくはっきりしたピンクらしい色です。
”Magali”(マガリ)はフランス・メイアン社のバラで中輪半剣弁高芯咲きフロリバンダです。
上品で美しく、花付き花持ちよく丈夫で香りのよい満点のバラ。
花数が多いので花壇を豊かに彩ります。

*『マガリ』は女性の名(フランス語、ギリシャ語、ヘブライ語)で真珠を意味する


3月の主な作業
・芽吹きの悪い先端の芽は勢いのある若芽まで切り戻す。
・追肥:地植え(2〜3年の株の場合)は肥料(フラワーメーカー)50gを     株元から20cm離して周囲に撒く。鉢植え(6〜8号鉢)は鉢花用フラワーメーカー小さじ一杯を鉢の縁、2〜3箇所に分けて置く。
・新芽につくアブラムシやうどんこ病に注意。

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2025.2.13
バラ色………
皆様はどんな色を思い浮かべますか?

2月の誕生石アメシストAmethystです。
アメシストは言わずと知れた紫水晶です。パワーストーンとしてもお馴染みですね。
アクセサリーのほか数珠などにも利用されます。
広い地域から産出されるポピュラーな石で、アフリカ、ザンビアが主要産地。宝石品質としてはブラジルが有名です。
ギリシャ語の「アメタスト酒に酔わない」に由来し、悪酔いを防ぐ石、邪悪な欲望から精神を守る石とされました。

アメジスト”は紫色のバラの名前に用いられ、”アメジスト”、”ロイヤルアメジスト”、”アメジスト バビロン”などの品種があります。
アメジスト バビロン”はオランダインタープランツ社バラで、原種の「ロサ ペルシカ」を祖先に持つ品種です。
このシリーズには、”エリドゥ バビロン”、”ストラボ バビロン”、”バベル バビロン”、”ピンクトルマリン バビロン”、”プリンセス バビロン”、”ムーンライト バビロン”、”ラルサ バビロン”などがあります。
どの花も中心(花弁の元)にアイブロッチと呼ばれる赤く染まった部分があるのが特徴で、原種のロサ ペルシカから引き継いだものです。
原種は一季咲きですが、改良され四季咲きで日本でも育てられるようになっています。
このシリーズが出た頃、可愛らしい一重咲きにアイが印象的で、欲しい!と思いましたが、
花色も様々でどれも甲乙つけがたく結局買えないまま今日に至ります。品種も随分増えました。


2月誕生石には、他にクリソベリル・キャッツアイ猫目石)があります。
クリソベリル金緑石と呼ばれ、”キャッツアイ”とは光の効果猫の目のような模様が出るものを指します。

2月の主な作業
・剪定(冬剪定:1月〜2月)は今月中
・寒肥(地植えのバラ)を1月に行えなかった場合は至急に
・大苗の植え付けは根が動きだすので今月中に行う
鉢替え(土替え)の適期

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